負けるなF3よ
しばらく棚の肥やしと化していたNikon F3。なぜかというと、PENTAX LXの使い心地のあまりの良さに、F3の存在自体が自分の中では薄れていったからかな。もちろんF3はとても良いカメラで、F3が最高だ!という方の方が圧倒的多数だし、LXみたいにちょっとマイナーなモデルより、世間の評判は高いのは間違いない。でも自分のなかでは両方を使っていて感じるのは、手に持った時のフィット感、ファインダーの見やすさ、全体のサイズ感、機械としてのフィール等なぜかLX贔屓したくなるのである。しかもFM3Aが新規参入したあとはなおさらF3の出番は激減したという訳で・・・
Nikon F5 Ai Zoom Nikkor 35-70mm F3.5-4.5s
たまに空シャッターを切ってみたり、使っていないので汚れもないのだけれどボディをクロスで拭いたり、レンズを付けてみたりしてその存在自体を忘れないように(ってか忘れんなよってこと)したりと結構な期間が経っていると、さすがに棚の肥やしにするにはもったいない気がしてきてACROS100を久しぶりに入れてみた。
フィルムを装填して巻き上げれば、そこはやっぱりNikon F3だ。巻き上げの軽く滑らかなフィールは健在で、シャッター音もNikonの音だ(当たり前だ・・・)。
こうしてF3も可愛がってやらないと、へそを曲げられて動かなくなるかもしれないし。
カメラを長生きさせるには、可愛がりながら酷使して、そしてメンテナンス。これに尽きるかな(^.^)
ふらっと出掛けてゆっくり撮る
春の陽気に誘われて海辺の散歩をと。
今回のお供はPENTAX MXとM50mmF1.4。
小柄なボディでフットワークは抜群。でもフィルムで撮るときはスローな時間をじっくりと味わう。露出や構図とか、あまり気にせずにスローに気ままにシャッターを切るのが自分には心地よい。人影もない海岸が自分専用にさえ思えてくる昼下がりは、何をどう撮ろうかなんて気にしない、というかカメラを持っていることすら忘れるくらい、のんびりした気分になれる幸せな時間(^.^)
PENTAX MX SMC PENTAX M50mm F1.4 ACROS100
だからかもしれないけれど、ゆっくりと味わう時間が長すぎるのか、36枚撮りフィルムがなかなか終わらないんだよね・・
明日からGWが始まるけれど、自分は仕事で平常運転。でもGWはどこへ行っても人、人、人だろうからね・・・
連休のほとぼりが冷めたころ、静かな時間を求めてまたふらっと出掛けよう。
甘さ加減が心地イイのだ
冒頭からピンボケ写真・・・
とある漁港ののどかな風景だったのに残念無念。
フィルム写真のよくも悪くも、その場で消去できなくて現像してみなきゃわからない、言わばその不自由さがいいんだと、自分に言い聞かせて変に納得してしまう都合のイイ男がここにいるよ・・・
こういう写真もフィルム撮影だから成せる?ってことにしてしまう、筋金入りの自己肯定(-_-;)
後で見返してみても、これはこれでシャッターを切ったときの記憶がよみがえるしね、とか言っちゃって。
PENTAX LX SMC PENTAX M 50mm F1.4 ACROS100
失敗も常に前向きに考えることにしなきゃ自分のこと嫌になっちゃいそうだし。だからいつまでたっても上達しないのかな。
LXに叱られそうだ・・・(-_-;)
久しぶりの好天なので
今日はPEN-Fで入手したばかりのレンズ、Nikkor-P.C 8.5cm F2(Lマウント)で散り始めの桜並木をば。
絞り5.6くらいだったか、程よい背景のボケ具合が好印象。
これはF2開放。あまりボケさせない方がしまりがあってイイかなぁと思ってみたり。
大好きなLマウントレンズたち。なぜ国産メーカーのLマウントレンズなのか?ライカは?という素朴な疑問をお持ちの方・・・
それはズバリ 安いからさ(-。-)y-゜゜゜
今日使ったNikkor8.5cmは左奥。隣はCanon 8.5cm F1.9(L)。ニコンはキヤノンに比べ胴長が短くて使いやすいからこれからはキャノンの出番はなくなりそうだ。手前右のレンズは Tanaka Kougaku TANAR HC1:2.8 F=5cm。バルナックタナーの標準レンズだ。これはかなり寄れるレンズなので割と重宝する。左前はニコン3.5cm、真ん中がCHIYOKO SUPER ROKKOR 1:2 F=5cm。みんなそれぞれ個性があって味がある。あとずっと狙ってたNikkor-H.C5cm F2(L)もじきに届くので、この春は選択肢がぐっと増えて面白くなりそうだ。