Nikon F Photomicと過ごす休日
アイレベルファインダーでなければNikon Fではないくらいの言われ方・・・でも当方フォトミックファインダーが好き。露出計など動かなくてもいっこうにかまわないし、なによりその不格好(かどうかは個人の見解)な頭がとにかく好きなのだ。幸いにもこのファインダーの露出計はほぼ正確に動いてくれているが。
つねにテーブルの上に置いて眺めていられるシンプルでいて無骨なデザインは最高じゃなかろうか。F2ほど研ぎ澄まされた感はなく、むしろ人が作りましたよ、みたいな造りの緩さがあるところなんかがイイのだ。人間臭い機械、とでも言った感じだろうか。
写りはNikkor S Auto50mm F1.4もまだまだ捨てたもんじゃないでしょ(^.^)
暗い室内なんで結構絞りは浅いと思うが開放まで開けていなかったと記憶している。
写真撮られるの嫌いなんだよね。レンズを向けるといつも不機嫌になる。
カメラ目線もらうとこはできないのだ・・・
Nikon F Photomic FTN Nikkor S Auto 1:1.4 f=5cm
ACROS100(期限切れ) Kodak Developer GTX830
愛着のあるカメラとレンズと共に過ごす巣ごもりはそれほど悪いもんじゃない。
いつまでもモノクロフィルムを詰め込んで使い続けたいカメラとレンズなのだ。
魅惑の85mmはCanonかNikkorか Vol2
前回に引き続きお気に入り85mmレンズで撮ってきた写真をアップしております。
今回はNikkor PC5mm f2 とCanon 50mm f1.8の2本。まずはNikkor85mm。
nicca type5 Nikkor PC85mm f2 ACROS100(期限切れ) Kodak Developer GTX830
Canonの85mmとはずいぶん印象が違って高コントラスト、シャープ感がとってもよい。現像状態(温度、時間等)の微妙な違いや、撮影環境の違いなどもあるので、これが100%の素の写りとは言い切れないがとっても好み。
今回の撮影機材 nicca type5とレンズたち
こっちはCanon 50mm f1.8
50mmもNikkor 50mm f1.4よりCanonのほうが好みの締まった重厚な写りをするね。
Nikkorほどシャープな切れはないようだけど、これが大好きな記録写真風の味付けっぽくて(あくまで ぽく)よいではないか(^.^) こうしてみると85mmはNikkor、50mmはCanonという変な組み合わせが魅惑のレンズということのようだ。でもね、たまにしか使わないカメラ・レンズなんで、次回の出番の時にはそんなことすっかり忘れてるだろうげど・・・
まぁ それぞれに特徴があるので、いろんなレンズを利き酒をするように楽しめればそれでOK。どうせたいした写真が撮れる腕もないので、細かいこだわりなんてもんは自分にはないのである(-_-;)
魅惑の85mmはCanonかNikkorか Vol1
久しぶりにバルナック、といってもコピー、いわゆるパチもんレオタックスを握りしめ軽く散歩へ。
パチもんといっても割りと作りは良くて、これはこれで使っていて何の不満もないので、高価なライカは自分には必要ないことがよくわかった・・・そういえばM3も早くも手放してしまっていたり・・・しかも買ったときより高く売れてしまったので割とご機嫌だったりする(^.^) 自分はやっぱりMADE IN JAPANが性に合うようだ。
今回の85mmはCanonである。
Leotax Dⅳ
Canon 85mm f1.9 Ⅱ Lマウント
ACROS100(期限切)
Kodak Developer
GTX830
キャノンの85mmは何と言っても長い、重い、冷たいの3拍子そろい踏みなんだけどよく写る。きれいなお姉さんのポートレートなんか撮ってみたくなるレンズ。思いっきり絞りを開いて撮りたい気もするが、この時代のレンズの開放の写りは気持ち悪い?し、レンズの価値は絞ってなんぼを信条とする自分である(-_-;)が、きれいな背景ボケが85mmレンズの売りなわけだし、背景がうるさく乱れない程度にやや開き気味に撮っておいた。楓の葉がフモフモっぽくていいじゃないか(^.^)
こちらはNippon Kogaku 50mmf1.4 Lマウント。
Nikkor-S・C :1.4 f=5cm L
シャキっと締まった写りが素敵(^.^) 背景も自然な感じで良い。
やっぱり50mmは普段使いには最高のレンズ。やわらかすぎずキリっとしててよい。そもそも85mmとは(メーカーも違うけど)狙う効果が違うからね。
でもね、同じ日にNicca Type5にCanon50mmf1.8 LとNikkor PC85mmf2の組み合わせでも撮ってきたんだけど現像して画像を見ると、85mmのNikkorとCanonの違いがはっきり見えてて、これまた面白んだな。そしてこれをプリントしたらまた別の角度から違いが見えてくるだろうし。写真って奥が深いねぇ(^.^)
Minolta35modelⅡにnikkorレンズで撮ってきた
連休最終日、といっても自身は普通に仕事してたので今日ようやく休みがとれたという・・・
今日はだいぶ前に我が手元にやってきたminolta35 modelⅡにkodak TMAX400をつめて近所を撮ってきた。レンズはNikkor H-C5cm 1:2 L
実はこのカメラ、シャッター後幕がときどき戻らない故障を抱えているのだが、何度かシャッターを切ると時々直る(-_-;)ので、故障の程度の把握にと散歩がてら撮ってきた次第。
結果・・・
ここには載せていないカットは思いっきりシャッターが原因の露光ミスが多数。
この写真は現像ムラか・・・
これも
これはわかりにくいけどムラはあるよ・・・
minolta35 modelⅡ kodak TMAX400 kodak T-Max Developer GTX830
今日はネコの邪魔もなく実にスムーズに作業を進めたのに、逆に撹拌とか雑になってしまってたんだろうか。気が緩むとろくなことがないね。
まぁ カメラの故障具合はよくわかったので、入院させるかどうか検討するとしても、このカメラ、ファインダーも大きいし、全高もあって握りやすく、他のバルナックライカ(コピーも)より使いやすって感じ。
修理費の方が仕入値の方が高くつくのは間違いないけど、直してほしいオーラを放つminolta35を目の前にしたら、そりゃ直すしかないだろうな(^.^)
また散財が続く・・・
現像は戦いだ!
休みでも家にいてすることもなく、ネコと戯れてみるも気まぐれなネコたちはいつまでも相手してくれないので、貯まってたフィルムの自家現像なんぞやって時間の過ぎるのを待つ・・・
そっぽ向かれたし準備でもするか!と始める。温度合わせてビーカーに薬液作ってい入れてっと・・・って後ろでニャーニャーうるせえぞ(怒)
この部屋には俺しかいない、一人っきりなんだ・・・と言い聞かせやつらの鳴き声なんんか聞こえない、聞こえるわけないぜ、と念じながらタンクを振る、液捨てる、乾かす・・・ニャ~
気が散るじゃねぇか! 仕方ねぇ ちゅ~るあげてネコのご機嫌とりするしかねえ。
負けた・・・おとなしくなった・・・やつらの思うつぼだった・・・
脱ぎ捨てた服やら飴やら・・・飼い主に似るって言うのは本当のようだ・・・
そんなこんなでバタつきながら現像終了(-。-)y-゜゜゜
Nikon FM2 Ai nikkor50mmf1.4 ACROS100 Ⅱ
現像は深く追求なんぞしていない、というかしてもよくわからないので、前のACROS100と今のⅡの違いはさっぱりわからない・・・(-_-;)
ネコに小判・・・なのだ・・・
この愛は変わらない
いつの間にか、というかバッチリ確信犯的に増殖してきたニコンFシリーズ。
別に収集癖があるわけでもコレクターでもないが、あるひとはオタクと呼び、またあるひとは変態(-_-;)と呼ぶ(かもしれない・・・)
コロナ予防であまり出掛けることが出来ない今、こうやって変態チックなことをして悦に浸るしかないのである。
F用のファインダーも並べてみた。これくらいなら常識人的保有数である。
F,F2はアイレベルファインダーだろ!という周りの意見など耳に入らず、ひたすらフォトミックファインダーを愛する自身も、以前誘惑に負けて入手したアイレベルファインダーがひとつ・・・
こんなふうにF2に付けてみる。なぜって? F2のアイレベルファインダーは丸っこくてイマイチ好きになれない。やっぱり男はだまって角!角!だ!このシャープなラインとオデコに当たったら絶対に流血するこのとんがり頭じゃなきゃダメなのさ。と言いながらもほとんど出番はなかったりする・・・
やっぱりデカくてイカツいフォトミックファインダーへの愛は永遠に変わらないのである。
Nikon FM2
今回は山から海へと下るルートで撮ってきた。
カメラはNikon FM2。レンズはAFの28mm。3,000円の中古レンズ。でも良く写る。
場所は新潟県。原発のある刈羽村の東福院というお寺。ネットでは上杉謙信に仕えた重臣の斎藤朝信の菩提寺で、これが斎藤朝信夫婦のお墓と紹介されていたけど、この案内にはそんなことかいてないぞ??? 自分の勘違いか???
長谷川さんのお墓があるとは書いてあるね。ところで長谷川さんで誰? まぁいいや。
春の日差しに鳥の声、そして彫刻を撮るおっさん。誰ひとりいない境内だけど、
こんなところで誰かに会っちゃったらちょっと怖い・・・というかこれを撮ってる格好を見せられる方が怖いか・・・
こんな晴れた日にわざわざ感度800のフィルム詰めてどした?って。撮り残しが詰めてあるんだからしょうがない、もったいないけど。でもこういう場面では心強いぞ。
人気のない東福院から車ですぐ海まで出られる。でもすぐの海は原発。
ちょっと南下して開けた海岸で一休みしながら撮ってみる。のどかだ。
こっちもやっぱり誰もいない・・・
ってかこんな小屋から人がいきなり出てきた方がよっぽど怖いって。
こんなのもぶら下がってるし。
ハリセンボンが・・・ひからびてるし・・・
朽ちかけた船小屋とこの陽気、そして波の音。ミスマッチな感じが余計に寂しい感じがする。人がいなくなっちゃった世界にひとり、なんてSF映画の世界みたいだけど、こういうのって潜在的な恐怖を感じるのかね。やっぱりひとは一人じゃ生きられない・・・
Nikon FM2 AF Nikkor 28mm F2.8 Ai Nikkor 105mm F2.5S Fujifilm SUPERIA Venus800
でもこの後、若者グループがやってきて浜辺まで降りていったのでちょっと安心した。